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太陽と月の魔女,マリィ・プリマヴェラ,小泉茉莉花
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マリィ・プリマヴェラの日記


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占い、面白いです!
なぜって自分のこと、あなたのことが的確にわかるから。
そして未来が見えるから。
それを生かすも生かさないのも自分次第、あなた次第。
上手に占いを使って楽しく生きていきたい!
それが私の願いです。

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ヴァルプルギスの夜、そしてメイディ
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    「太陽と月の魔女カード」 より
    今日4/30はヴァルプルギスの夜の日。
    魔女たちはドイツ・ブロッケン山に集まり、
    サバトを開いてどんちゃん騒ぎをするといわれています。



    魔女カードでは「五月祭前夜」。
    たくましく野心的ですらあるでしょう。
    大きなエネルギーが働いています。
    ポジティブ思考に徹し、さらなる発展を目指してください。

    From ”Witch cards of the Sun & the Moon”
    Today 4/30 is the night of Walpurgis.
    The witches gathered at Mount Brocken in Germany,
    It is said that Sabato will be opened and it will do binge noises.
    On the witchcard "Evening before the May-day".
    You may be strong and ambitious.
    Large energy is working.
    Please stick to positive thinking and aim for further development.


    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


    ヨーロッパでは1年を”寒い季節””暖かい季節“の
    2つに分けて考える習慣があるのだそうで。
    ”暖かい季節“にはいりましたよぉ!というワクワクの日が
    5月1日メイディ。
    写真の魔女カードのように
    広場にメイポールと呼ばれる棒を立て、
    そこから長いリボンを何本も垂らし、
    人々はリボンの先を持って
    メイポールの周りをぐるぐる回る。
    そんなお祭りをするそうです。

    その前夜は、ヴァルプルギスの夜。
    魔女たちが山羊や豚、もちろん箒なんかにまたがって
    ドイツ中北部のブロッケン山にあつまり、
    どんちゃかと賑わしい集会を開くといわれています。
    これが、魔女のサバト。

    ところが、この日はキリスト教では
    聖ワルプルガという女性の聖人の祝日。
    キリスト教と魔女…、といえば
    魔女狩りが思い浮かびますよね。

    キリスト教は、自分たちとは違う信仰を持つ人々を
    魔女としてつるし上げ、
    あげくには単に違う信仰というだけでなく、
    あやしい動きをする人を魔女と呼びました。
    お産婆さんなどがそのよい例です。
    そうでなくても、気に入らない隣人を
    魔女として密告するなんてこともあったらしい。
    これが魔女狩り。

    魔女のサバトも、
    人々をキリスト教に取り込むために
    そもそもヨーロッパ各地にあった土着の祝祭日を習合したもの、
    というのが事実です。

    “ヴァルプルギスの夜Walpurgisnacht(ヴァルプルギスナハト)”というのも
    キリスト教的には、
    聖ワルプルガの遺品が
    亡くなった土地から別の地の大聖堂に移されたことを祝う日の前夜祭。
    別の説によれば、ワルプルガが聖人として認定された日の前の夜。
    いずれにしても土着の祝祭日を
    キリスト教の祝祭日とすり替えてしまった、というわけです。

    一神教と多神教の対立、と言っていいのでしょうね。
    そして一神教が世界を席巻してしまった。

    さて、ペイガニズムというものがあります。
    “多神教”のことだと考えていいでしょう。
    一神教の世界から見たら、恐ろしい信仰です。
    神はたったおひとりしかいないはずなのに、
    それこそ八百万の神々がいるなんて、ありえない!
    魔女狩りは、言ってみればペイガニズムの排斥運動なんですね。

    ところが1960年代、ネオペイガニズムというものが生まれました。
    ヒッピーと言われる人たちがあらわれ、
    自然の中で自然体で生きようという思想が生まれた時代です。
    キリスト教が世界を席巻するよりも、
    もっともっと過去にさかのぼって
    掘り起こしてきたのが
    キリスト教に集合される以前の人々の祝祭。
    自然のリズムに従って生きようとしたネオペイガニズムの人たちは
    土着の信仰である多神教≒ペイガニズムに目を向けたのですね。

    ヴァルプルギスの夜の明けた日は、メイディ。
    つまり五月祭。
    そう、”暖かい季節“の始まりの、嬉しい日。
    その前夜祭として、魔女たちはサバトを開いたのだとすれば、
    おや、ちっともいかがわしくも、怪しくも、ない!
    この日をベルテインbeltaneと呼び
    ネオペイガニズムの人々は祝祭日としたのです。

    …“ヴァルプルギスの夜“が単に魔女の集会(サバト)として
    怪しげなとらえ方をされているのに対して
    なんとなく首をひねりたい気分のわたくしだったのです。

    おそらくヨーロッパの高緯度に住まう人たちは
    冬が厳しく、寒さに耐え、
    春・夏の訪れを心底、待ち望んでいることでしょう。
    わたしたちが想像する以上の喜びをもって
    5月を待ち続けるのだと思います。

    今年の東京の冬は、恐ろしく寒かった。
    早く春が来るといい、早く暖かくなるといいと
    どれほど願ったことか。
    そんな思いを毎年毎年続けるのです。
    五月祭メイディは、陽気がよくなった喜びが弾ける日。
    …もとをたどれば、魔女とは関係のない日だったというわけです。


    | 魔女のサバト | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |